2012年6月1日金曜日

Koichiro Uehara

上原耕一郎のスケート欲は底なし。
ハンドレールやビッグギャップは完全にスルーだが着いたスポットではとりあえず乗っている。


チームに完全に溶け込み、むしろ他のタレント同様に彼独特のキャラクターを光らせているように見えた。スケートボーディングは世界共通のコミュニーケーションツールの一つ。
ん?まて、もしかしたら上原耕一郎そのものがツールのひとつになっているのかもしれない。


「流れの中でパズルを組み立てるようなスケーティング」というコメントをどこかで見た。
森田貴弘とドラボン、上野伸平と上原耕一郎。




丁度ツアー中に、フランスで最近始まったウェブマガジンに耕一郎のインタビューが掲載されたのでリンクを。




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自己紹介お願いします。 年齢 、スケート歴、仕事、スケートボード以外の生活に関して。
はじめまして!上原耕一郎といいます。年は27歳、スケート歴は12年、乗り物はスケートボードしか持ってません。毎日大阪のストリートをプッシュしまくってます!


外国人なのでよくわかりませんが大阪ダガーズだけは知っています。


彼らとは時々滑る事はありますか?
ストリートでたまに遭遇しますよ。
大阪の三角公園にいけばいつでも会えます。中でもダルさんはヤバイっすね!彼は相当ユニークなスケーターですね。ヨーロッパでは知ってる人多いんじゃないですか?





大阪の町は大きいですが、それぞれのスケートのグループに統一されているものはありますか?それとも他のグループとの交流は全くありませんか?
基本的にはTBPRファミリーと滑るし、遊んでますね。みんなそれぞれのクルーがありますが、大阪の高前というスポットや三角公園に行けば誰かしらスケーターはいるのでそこでセッションしたりします。
で、そのままクラブ行ってパーティーしたり、スケーター主催のイベントなどで遊ぶこともありますよ。


他の国でスケートする為に海外に出ると思いますが、それはスケートボーディングにとって重要な事だと信じていますか?それはなぜ?



もちろん!必要不可欠です!それは未知のスポット、スケーターとの出会い、その場所にしかない景色、空気を感じ色んなことを吸収して経験値となりどんどんレベルアップしていけると思うんです。
後は、日本人のスケートスタイルももっと知ってほしいってのもありますね。


パリ、ボルドー、サンフランシスコのスケートライフは大阪と比べてどうですか?
どこでもやっぱりスケーターはスケーターですね。
変わらないと思います。気の合うやつと滑って遊んでチルアウト。じゃないですか?


それらは日本のシーンと大きな違いがありましたか?


シーンで言えば違いはありますね。スケーターやショップ、ブランドの数はアメリカやヨーロッパに比べると少ないと思います。それに比例してスケートで生計を立てるのは難しい現状ですね。まだ一握りです。
それと、まだ世間の目も冷たいですね。それはサンフランシスコに行ったときに感じました。
町をプッシュしてるといろんな人が声をかけてきて、スケーターはクールだ!何かトリック見せてくれ!とか色々と。スケートに興味を持ってる人が多いですね。

震災、津波から一年が経ちましたが、あなたはあなたの国で起きている沢山の変化を見ましたか?一般的な事、スケートシーンまで。
あの震災は沢山の人が亡くなり膨大な被害をもたらした日本が窮地に立たされた歴史に残る災害だと思う。ただあの時、日本がひとつになったのも事実。皆が協力し助け合い、日本人が日本人に戻った瞬間だったと思う。


それはスケートシーンも然り。


今、もし海外にスケートしに行けるとしたらどこに行きたいですか?
どんどん都市化していってる中国は気になります。スッポトが半端ないらしいですよ。
でも、またフランスに行きたいです。マジェンタクルーとセッションしたいですね。


どのようにしてマジェンタのクルーとコンタクトを取りましたか?


以前レオ、マサキ、ヨアン、フォトグラファーのギアムがMINUITの撮影で来日していて、レオはそのときに大阪ではじめて会いました。ツアー中は毎日セッションして、スケートスタイルも理解しあい、どんどん仲が深まっていきましたね。
そして次は僕らがTBPRの次回作「LENZ2」の撮影のため、フランスのパリ、ボルドーに行くことになったんです。そのツアーでビビアンとソイに会ったわけです。フランスでのみんなとのセッションは最高でしたね。
LENZ2にはフランスパートが入るみたいなので要チェックですよ!


あなたにとってヨーロッパのスケートカンパニーからの誘いは驚きでしたか?


それはもちろんです!最初は自分のイメージに合うか心配だったけど、周りからはいい声をもらってます。後、何よりマジェンタ側が僕のスケートスタイルを理解し、気に入ってくれたことが嬉しかった。そういう場所でスケートできることはスケーターにとってすごく幸せなことだと思います。ビビアン、マジェンタクルー本当にありがとう!


あなたがマジェンタに乗る事によって、この先何を視野に入れていますか?
もちろん日本でのマジェンタ拡大。それとヨーロッパと日本のシーンをもっと繋げていけたらいいですね!後は、自分のシグネチャーデッキを出したいですね!


ヨーロッパのスケーターに何か質問はありますか?
ヨーロッパスケーターのそのお洒落なスケートスタイルが羨ましい。秘訣は何ですか?

PHOTO:Shinsaku Arakawa

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